SRCのモジュールについて
ここではSRCで運用しているモジュールについて、
画像を用いながら紹介いたします。
SRCでは、この画像の通り在来線3線を基本として運用してきました。
モジュールベースもKATO製の市販品を使用していました。
ところが、同時走行が3線だけではどうも物足りない。
モジュールの継目の段差や、スライドレールを多用する事でどうも道床が安定しない。
新幹線を走らせる専用線も欲しい。
などの理由からサークル内にSRC高速鉄道部を設置し、高速専用線の設置を検討してきました。
その中で一番の問題となったのはカーブ部分で、高速専用線とする以上、Rがゆるくなければならず、
市販品のカーブモジュールでは当然難しい。
もとからあるモジュールの内側に増設用の板を取り付けるなど、
試行錯誤を繰り返しているうちに、
お隣岩手県で結成10周年を迎えた岩鉄さんがイベントを開催するとの事で、
お祝いも兼ねて視察させていただくことにしました。
そこではSRCと同じく、モジュールレイアウトを採用してNゲージ運転を行っている部門があり、
詳しくお話を伺って見ますと、モジュールベースはすべて市販品ではなく特注品を使っており、
1枚のモジュールに5線全てが敷設されているとの事でした。
なるほどよく見てみますと、幅はKATO製より広くカーブはゆるい。
在来線のカーブもゆるくて実際の鉄道に近く実にカッコいいものでした。
これでほぼ基本案が固まりました。
モジュールベースの基本幅は現在より150mm多い450mmとする。
カーブモジュールは画像のように1050mm×1050mmを基本とし、
隣のモジュールと接続する部分を450mm残して六角形に切り落とす。
またサークルの備品としてこれを4つ新たに作成し、1枚に在来線と高速専用線を敷設する。
高速専用線は複線とし、外側はR718、内側はR685とする。
在来線はR718を基本とするがあとは製作者の判断に任せる。
直線部は新たに作成する場合は画像のように900mm×450mmのベースを使用し、
1枚に在来線と高速専用線を設置する。
もとからあるモジュールは画像のように150mm幅の板を増設して対応する。
高速専用線は増設部に敷設する。
そしてこのベースを製作してくれる木工所を探し出し、ついにベースが完成。
その後色々なテストをしながら着実に進行し、
定例運転会の設営日である2007年9月15日についに完成しました。
この画像はSRC会長が新幹線レールの締結式を行ったときのものです。
現時点では本当にレールだけの完成ですが、
これから少しずつ風景なども仕上げて行きたいと思っています。
これからの進行状況は各モジュールのページに掲載したいと思いますので、
そちらをご覧になってください。
めでたく1番列車が出発。E4系と1000形B編成。
敷設状況。
SRC高速鉄道部長が苦心して作り上げた高架スライドレール。
横から見たところ。
KATO製ストレートモジュールに増設板を取り付けるところ。
予めドリルで穴を開けておきます。
ホームセンターなどで売っているL型アングルをボルトで2箇所取り付けます。
その上に150mm幅の板を載せて、ボルトで固定します。
このように増設されました。
さすがにこのままではショボイので、何らかの着色をするつもりでいます。
敷設状況。
450mm×900mmの直線板。